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環境パイル工法(木杭工法)

環境パイル工法(木杭工法)は、地盤補強材として天然材料である木材(木杭)を用いたエコロジーな工法で、円柱状に成形した木材(木杭)またはテーパー状に
加工した木材(木杭)を圧入専用重機にて地盤中に無回転で圧入し、これを地盤補強材として利用する工法です。

環境パイル工法(木杭工法)の特徴

1. 部材及び工法で第三者認証取得

環境パイル工法は、(財)日本建築総合試験所による建築技術性能証明を取得しています。
また、地盤補強に使う部材は木材保存剤の安全書類を提出の上、エコマークを取得。
さらに全ての部材にJAS 製品もしくはAQ認証品として認証マークと製造年月を記載しています。

2. 2種類の形状と4種類の材長で現場のニーズに対応

円柱(ロータリー)タイプとテーパー状(皮むき)タイプの地盤補強材を定型化することで設計常数を確立しているので常に的確な設計が可能です。
地盤補強材の径は4種類、長さは4種類あり最大施工深さも12mまで対応(Φ120mm・Φ140mm に限る)、
軟弱地盤に対しても広範囲に適用できます。

3. 環境負荷を低減し地場の木材も使用可能

セメントや鉄を用いた地盤改良を木材(木杭)に置換することにより、1棟当たりのCO2を約10t削減でき、
施工材料による六価クロム等の環境汚染の心配もありません。
また、地場の木材も利用できるので地産地消への貢献が可能です。

4. 優れた施工性とコストパフォーマンス

現場でも優れた支持力を確認。確実な施工を可能にしています。
従来工法と比べ追加費用がかからず、工期も短縮できるためコストパフォーマンスも期待できます。
耐久性促進試験(日本工業規格JIS K 1571 を応用)で60年以上は耐久性に問題がないと試算されています。
また、他工法に比べて土地の価値を下げることもありません。

施工手順

環境パイル工法は粘性土地盤、砂質土地盤(礫質土地盤を含む)での施工が可能で、土質を選ばず短工期での施工を実現しています。
また、施工は打設時の振動や打撃音等の騒音はありません。

地盤補強材の建入
地盤補強材を吊り、杭芯に合わせます。
地盤補強材のセット
地盤補強材芯に合わせ、鉛直性の確認をします。
圧入
地盤補強材を無回転圧入します。
地盤補強材の接続
最初の地盤補強材を貫入し終えたら、2本目は順次、継ぎ足し圧入します。(継ぎ足しがある場合のみ)
打ち止め管理
所定の打ち止め深度に達したら、圧入力を一定とし、試験杭から得られた目標値以上であることを確認し、打ち止めとします。
完了
打ち止め完了後、所定の高さで、頭部処理を行ない完了です。