地盤Q&A

Qベタ基礎にするから地盤調査を行う必要はないと言われましたが︖

A

地盤調査を実施すれば、地盤の良否が客観的に把握できます。地盤が軟弱な場合に採用されることの多いベタ基礎ですが、軟弱層の層圧が急変していたり、 瓦礫などで盛土されている地盤では使えないこともあり、その際の判断の根拠も地盤調査のデータによって行うことができます。戸建住宅向けの地盤調査は、スクリューウエイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)がもっとも普及しています。1メートル四方のスペースがあれば調査は可能なので、既存家屋が建っていても庭先の数箇所で実施することができると思うのですが、いかがでしょうか。基礎解体時に表土が鋤き返されますが、解体前に行った調査でもデータの解析に影響はありません。

Qどのような基礎工事をすれば、地震などにも安心な家を建てられるのでしょうか︖

A
  • 布基礎のペース(底版)を拡幅して設置面積をふやすことによって、逆に建物荷重を分散させ、
    地盤に伝わる荷重を小さくする。(3t/㎡基礎)
  • 基礎の剛性を大きくする。たわみが出ないよう鉄筋を太くしたり、鉄筋の本数を増やす。(ベタ基礎)
  • 軟弱地盤を固化し、沈下が生じないようにする。(地盤改良工事)
  • 軟弱地盤をパスして締まった層まで杭を下し、建物を杭(小口径鋼管)によって支える。

軟弱地盤対策がそのまま地震対策とイコールではありませんが、3.と4.は地震に対しても効果があるとされています。

Q田んぼに土を埋めて少し盛土をした土地に住宅を建てて問題ないでしょうか︖

A

地盤が軟弱な場所は、一般的に「水の集まりやすい低地」です。
水田は水はけの良い高台には立地しないので、地盤は軟弱である可能性があります。
盛土については次の点で注意が必要です。

  • 盛土自体がフカフカしている。
  • 盛土を施すと、盛土の自重で下部地盤を刺激し、
    地盤が軟弱な場合には、建物を建築する以前から沈下が進行し始める。
  • 盛土にコンクリートの廃材などが混入していると、建物の基礎と接触して不同沈下の原因となる。

スクリューウエイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)を実施すれば、次の事がほぼ分かります。

  • 盛土の締め固め具合。
  • もともとの地盤が軟弱であるかどうか、軟弱であればその厚さ。
  • 瓦礫が混入しているか。

地盤改良の設計SS試験の結果に基づいて行うのが一般的です。ただし、周辺の地形条件や試験結果のバラツキ具合、 土質などを併せて検討する必要があります。建物の構造・材質・形状によっては、ビルを建てる際に使用されるボーリング・標準貫入試験が必要な場合もあります。